08.動脈硬化とLH比
保健師便り2016.09.03 161151view
動脈硬化を始め、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす要因と言われる「コレステロール」。 このコレステロールが正常範囲内だったとしても、実は動脈硬化の危険にさらされていることが分かりました。
これからの季節は美味しい旬の味覚が沢山です。ついつい食べ過ぎてしまうこともありませんか?
そんな時こそ、自分の血管状態を知り、セルフケアを行っていきましょう!
これからの季節は美味しい旬の味覚が沢山です。ついつい食べ過ぎてしまうこともありませんか?
そんな時こそ、自分の血管状態を知り、セルフケアを行っていきましょう!
動脈硬化の指標(LH比)は簡単に求められますので、健診結果から割り出してみましょう。
LH比
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血管内の状態
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1.5未満
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きれいで健康な状態。
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1.5以上
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コレステロールができ始める。
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2.0以上
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コレステロールの塊が血管全体にこびりつき、動脈硬化の可能性大。
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2.5以上
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コレステロールの塊がいつ破裂してもおかしくない状態。血栓ができている可能性あり。
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「コレステロールのバランス」のことです。
従来は悪玉コレステロール(LDL)が少なければよいという考え方でした。
しかし、近年になってLDLコレステロールが140未満の人でも心筋梗塞になるケースがあり、また、HDLコレステロールが高い人でも、まれに動脈硬化を起こすことが分かってきました。
つまりこれまで推奨されてきた基準値内でも動脈硬化になる可能性があり、新たな指標として、基準が必要になったのです。
動脈硬化とは「動脈がかたくなる」ことを指します。動脈が硬くなると、血液を上手に送ることができなくなるため、心臓に負担をかけてしまいます。
- ・心臓に負担
- ・臓器などの組織が正常に機能しなくなる
- ・血管が破れやすくなる
- ・心肥大、心不全、高血圧
- ・心筋梗塞、狭心症、脳梗塞
- ・くも膜下出血など
玉ねぎ
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黄色の表皮部分にはクエルセチンが含まれています。血管を丈夫にするので、血栓ができるのを防ぎます。
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にんにく
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悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを正常に保つので、血栓ができるのを防ぎます。
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ピーマン・柚子
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・ビタミンC
血液中のコレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化の原因となる脂質が増えるのを防いでくれます。 |
しそ
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・リノール酸
血管に貯まったコレステロールや老廃物を溶解して排出を促進し、血液がスムーズに流れるのを助けてくれます。 |
大豆
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・ビタミンE
余分なコレステロールを肝臓に送り出すのを助けてくれる働きがあります。 |
赤パプリカ
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・カプサイシン
コレステロールを排出する効果があります。油で加熱調理すると栄養を高めて効果・効能を上げることができます。 |
小松菜
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小松菜の緑の部分(葉緑素)は、善玉コレステロールを増やし、コレステロールの量を減らす効果があります。
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夏みかん
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血管の抵抗力を高めます。
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レモン
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余計なコレステロールの吸収を妨げ、排出を促し、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。
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大切なのは特定の食品に偏らないことです。
腹八分目または七分目、動脈硬化を防ぐ食事を意識しましょう。
この記事は、神奈川県川崎市高津区にある健診機関「京浜保健衛生協会」が執筆・監修しています。人間ドック/巡回健診/女性のための健診/がん検診など、健診でお悩みの際はお気軽にご相談ください。