13.5月31日は世界禁煙デー
保健師便り2017.05.03 6470view
今回はタバコをやめた方がいいのは分かっているけどやめられない方へ、禁煙への⑤ステップを紹介します。まず喫煙のデメリットと禁煙のメリットを再確認してみましょう。
喫煙のデメリット
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禁煙のメリット
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●全身の病気に影響しています(慢性閉塞性肺疾患、全身のがん、脳血管疾患等)
●受動喫煙により、身近な方の疾病罹患リスクを上げているかもしれません ●タバコの煙は典型的なPM2.5であり、呼吸器や循環器疾患による死亡率が上昇することが分かっています |
●浮いたタバコ代で他のものに使えます
●禁煙で体に様々な効果が感じられます ●ニコチン切れによる離脱症状から解放されます【主な離脱症状】 タバコを吸いたいと強く思う、イライラ、だるさ、頭痛、眠気、集中できない |
禁煙する上でまず重要なのは揺るがない動機です。禁煙宣言書をよく見る場所に貼り、タバコを吸いたくなった時に見つめて初心に戻りましょう。
禁煙宣言書の印刷用をご用意したので、ぜひ使用してみてください。印刷用はこちらをクリックしてください。
・灰皿やライター、タバコを処分する
・いつもタバコを買っているお店の前を通らないようにする
・集中できる趣味を持つ
まず1 本も吸わない日を過ごし、吸わない日を少しずつ増やしていきましょう。
離脱症状
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タバコを吸いたいと強く思う、 イライラ、だるさ、頭痛、眠気など
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期間
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禁煙開始後 2〜3日がピーク
10〜14日ごろまで緩やかに続く |
離脱症状は 14 日頃まで続きますが、吸いたい気持ちは 1日中続きません。長く続いても 3 分〜5 分です。吸いたくなる時間や場面を書き出し、3 分〜5 分の喫煙の変わりとなる行動を考えて、実行してみましょう。
たとえば・・・
・歯磨きをする・声を出す・深呼吸をする・水やお茶を飲む・筋トレをする・シュガーレスのガムを噛む・好きな音楽を聴く
●つらい時はニコチン代替療法をうまく利用して乗り越えましょう。
ニコチン代替療法
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内容
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販売場所
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ニコチンガム
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ニコチンを含んだガムで、口腔粘膜から吸収されます。
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・薬局、薬店
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ニコチンパッチ
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腕やお腹に張り付けると、ニコチンが皮膚から吸収され ます。
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・薬局、薬店(医療用医薬品より容量は少ない)
・禁煙外来での処方 |
ご家族や周りの方のサポートが大きな力になります。見本の手紙をご用意しました。ぜひ手紙を印刷してご利用ください。見本を参考に、ご家族や周りの方に協力してもらいたいことを手紙に書いて渡しましょう。
印刷用の手紙はこちらをクリックしてください。
●相談したり励ましてくれるサービスが色々あるので、ご自身に合った方法やツールを探しましょう。
たとえば・・・
・保健所や区役所の禁煙相談室
・禁煙支援サイトのメールサービス
・禁煙アプリの活用
自分の意志だけで禁煙するのは難しい場合もあるため、病院などの禁煙外来を利用して禁煙を成功させましょう。
費用
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内容
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患者基準を満たす方は、12週に5回の禁煙治療を保険適用(医療費は3割の自己負担)で受けられます。
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・禁煙補助内服薬の処方
・ニコチンパッチの処方 ・禁煙相談 など |
お近くの禁煙外来がある医療機関を探してみましょう。予約制であることが多いので電話で確認をとると良いでしょう。
厚生労働省e-ヘルスネットをもとに作成
この記事は、神奈川県川崎市高津区にある健診機関「京浜保健衛生協会」が執筆・監修しています。人間ドック/巡回健診/女性のための健診/がん検診など、健診でお悩みの際はお気軽にご相談ください。