検査結果項目
腹部超音波
腹部超音波
腹腔内に超音波をあて、はね返ってきた超音波をモニターで画像として確認しながら臓器の状態をみます。 食事をとった後、腸内ガスが多い、皮下脂肪が多いなど、条件によってはきれいな画像が得られない(描出不良)ことがあります。
おもな所見の説明
◆肝臓
脂肪肝
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肝臓に脂肪がたまった状態で、最近では非アルコール性肝炎を経過して肝硬変に移行する危険性も指摘されています
アルコールだけでなく、甘い飲食物や果物の摂りすぎを控え、適度な運動習慣を持つことが重要です |
肝のう胞
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肝臓に袋状のものがある所見で、のう胞は肝臓のほか腎臓や乳腺などにもみられるものです
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肝内石灰化
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カルシウムが沈着した所見です
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肝血管腫
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増殖した血管がかたまりとして描出された所見で、良性腫瘍のひとつです
所見が初めて出た場合や大きい場合は精密検査の対象になる場合があります |
肝臓腫瘤
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何かのかたまりがある所見で、良性か悪性かの鑑別が必要な場合が比較的多い所見です
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◆胆のう
胆のうポリープ
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胆のうの内側に見られる隆起した所見で、大きさによって精密検査の対象になります
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胆石症
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コレステロールや胆汁が胆のう内で固まり、石になった所見です
複数個認められる場合もあり、大きさとともに個数によっては胆のう切除をしたほうがいいこともあります |
コメット様エコー
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胆のうの壁からほうき状の尾を引いたものが認められる所見です
結石やポリープを伴うこともあります |
胆のう腺筋症
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胆のうの壁の一部または全体が粘膜と筋組織が増生し肥厚している所見で、
偶然見つかることが多く、一般的には自覚症状がない場合は 治療を必要としないものです |
胆のう壁肥厚
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胆のうの壁が厚くなっている所見で、炎症などでみられることが多いものです
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胆のう腫瘤
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何かのかたまりがある所見で、良性か悪性かの鑑別が必要な場合が比較的多い所見です
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※胆のう切除の既往歴がある場合は「胆のう切除後」の所見を出しています
◆膵臓
膵管拡張
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膵管が拡張している所見で、炎症や結石、腫瘤などで通過障害があるときにみられます
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膵のう胞
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膵臓に袋状のものがある所見で、特に心配のいらないものと炎症や腫瘤などに関係のあるものがあります
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膵結石
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膵臓や膵管にカルシウムが固くなって石になった所見で、慢性膵炎に多くみられます
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膵臓石灰化
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カルシウムが沈着した所見です
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◆脾臓
脾腫
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脾臓が腫れている所見で、肝疾患や血液疾患などでみられます
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脾内石灰化
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カルシウムが沈着した所見です
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副脾
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正常の大きさの他にもうひとつある小さい脾臓のことで10~30%の人に認められるものです
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※脾臓摘出の既往歴がある場合は「脾臓摘出後」の所見を出しています
◆腎臓
腎臓結石
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腎臓に石がある所見です
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腎のう胞
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腎臓に袋状のものが認められる所見で、多くは心配いらないものです
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萎縮腎
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腎臓が小さくなってしまった所見で、慢性腎炎などでみられます
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水腎症
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尿の通過障害で腎臓が尿で満杯になっている所見で、尿管結石などでみられるものです
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腎臓腫瘤
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何かのかたまりがある所見で、良性か悪性かの鑑別が必要な場合が比較的多い所見です
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腎石灰化
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カルシウムが沈着した所見です
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腎血管筋脂肪腫
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血管、筋肉、脂肪などのかたまりの所見で良性の腫瘍です
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腎臓奇形・変形
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腎臓の形や数、位置などが異常なものの総称で、放置してかまわないものと念のため精密検査をしたほうがいいものがあります
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※腎臓摘出の既往歴がある場合は「腎臓摘出後」の所見を出しています。
◆個数と大きさ
当協会での大きさ表記は5mmあるいは10mm単位で、最小数値以上~最大数値未満を意味します。原則として長径を表記し、複数(2コ以上)の場合は最大のものを報告します。
例 : 胆のうポリープ5~10㍉ …5㍉以上10㍉未満の胆のうポリープが1コあり
右腎のう胞複数15~20㍉ …腎のう胞が2コ以上あり、最大ののう胞における一番長い辺が15㍉以上20㍉未満
※条件によって計測値は変動することもあります。